[等価交換?]転職とはトレードオフだと思う

転職活動

転職は得るものばかりじゃない

こんにちわ!トリ頭です!

今回は転職活動は夢ばっかりじゃないよって話です。

キャリアアップの為に転職する。。夢が広がりますよね。
転職始める前や転職活動中は前しか見ていないので転職で得られるメリットだけに気をとられがちですが、当然デメリットもあります。

そこで、得られるものと失うものを冷静に分類して見たいと思います。

まずはメリットです。

これは、その人がなぜ転職を決意したかにもよるんですが、
一般的なものとしては

・給与のアップ
・やりたい仕事にチャレンジできる
・より優秀な人たちと働ける
・今後の自分のキャリアに箔がつく
 →コンサルであれば一旦業界に入ってしまえば業界内での転職は未経験より容易
・残業や休日などのワークライフバランスなどが変わる

などなど

帰納法的にまとめると
・金銭的メリット:給与、福利厚生などの向上
・業務的メリット:やりたい仕事ができる
・自己成長的メリット:より成長環境で働ける、履歴書が華やかになる
・私生活的メリット:ワークライフバランスの実現

こんなもんですかね。


一方で失うものもあります。

それは裏返すと現職に居続けることで享受できるメリットとも言えます

一般的にキャリアアップを目的とした転職をされる方の多くは「仕事のできる」方々が多いと思います。現職でそれなりに活躍している方が更に上を目指して転職されますよね。

そこで現職で「仕事ができる」人たちはなぜ「仕事ができる」人なのかを考えると、

現職で成果を出す→周囲に認められる・評価される→更に活躍できる・責任ある環境に身を置く

この循環が好転しているが故と言えるでしょう。

また、これにより自分自身を「仕事ができる」人だと思ってくれる周囲の人間の数が増えていくことにより加速度的に仕事がやりやすくなります。

つまり、これは時間的蓄積による信用の積み重ねですよね。

これが転職によりゼロリセットされます。

特に未経験転職の場合は下の職位からの入社になることが多くあります。
その場合は時として年下の上司や年下の先輩に一から業務を教えてもらう環境になり、
これまでの環境とは全く異なる業務環境になります。

その中で現職と同じパフォーマンスを発揮することができるか?という問題が生じます。

つまり、現職で「仕事ができる」のは自分自身の能力は当然ありますがそれを支える周囲の環境という要因を忘れてはいけません。これが僕の思うデメリットです。

また、未経験転職の場合は職位が下から入る為、これまではマネージャーの一歩手前でも転職先ではマネージャーまで数個のステップを踏むという「キャリアの巻き戻り」ということも発生するでしょう。

なので目先の給与や待遇などに目がいきがちですが昇進スピードやその先の給与なども考慮に入れる必要があります。

失うものと得られるものを天秤にかけよう

数年後の給与水準や退職金、401Kなどの有無や転職時の職位からマネージャーに昇進できるまでの期間、そして自分の年齢を踏まえてメリデメを整理した方が良いです。

これって結局、自分がどういう人生を歩みたいかを考えることに繋がります。

例えば30代は家庭を持って家族との時間を大切にしたい、海外で活躍できるビジネスマンになりたい、とにかく高い年収を得たい、とか人ぞれぞれですが自分の人生において何に価値を置くのかを再整理した方が良いと思います。

その上で未経験転職における「キャリアの巻き戻り」をスイッチングコストとして受け入れるのかどうかをしっかりと検討すべきです。

また、評価軸はたくさんあります。

上述したように金銭軸、成長軸、環境軸などがありそれを時間軸(短期・中期・長期)という軸でマトリックスを作ることができます。それらをしっかりと見極めて納得がいく決断をしましょう。

こんなの「給与が高いところに決まってんじゃん!」と思う人いるじゃないですか?

いや、僕も実際そう思ってたんですよ。

でも、オファー獲得していざ転職先を決めて、現職の上司に報告するその間際になって迷うんです。特に現職に大きな不満(残業が多すぎる、パワハラがひどい)がなくて自己成長的な動機の方は迷いが生じやすいと思います。

「あれ、俺ってなんで転職したいんだっけ?」そう思うんです!

そんな時にしっかりとメリデメを整理することで頭の中をクリアにしましょう。

「内定後」に比較表を作って冷静に吟味しよう

これを考えるタイミングは「内定獲得後」です。
転職前やその最中は内定獲得のために余計なことを考えず邁進しましょう。

まだ内定をもらってない段階でメリデメを考えるなんて無駄です。狸の皮算用です。

そんなことに脳内のリソースを割くことはせず、ただひたすらに目の前のアプライ先からどうやって内定を獲得するか?という小手先のことを考えて動くべきです。

あと、内定獲得までは頭の中が冷静じゃないんです。

面接を受けている時って変にその企業に対して愛着が湧いてきて、「入りたい!」が先に来るので適切なタイミングではありません。

それから転職活動初期の段階で考えるのも良いタイミングとは言えません。

何故ならば、初動が遅くなるからです。
最初はとにかく変に考えすぎて機を逸するよりも、深く考えずに行動すべきです。
それにアプライ先の企業について面接を受ける前からアレコレ考えたり判断するのは無駄です。
面接を通して社員に会うことで「この会社、イケてんなー/イケてねーな」という風に評価が変わることは往往にしてよくあることです。

また、オファー年収やエントリー時の職位などの判断材料は内定後に出て来るのでそういった材料がない中で判断することは時間の無駄だと思います。

最後に!僕が作成した比較表を公開します!

細かい数字や企業名は伏せますが、オファー獲得後にこういった比較表を作成しました。

また、僕の場合は年収も重要な判断指標だったので数年先まで年収イメージを作成しました。当然、オファー時に職位ごとの年収レンジも確認しました。


以上です!

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