新卒と中途、どちらがコンサル会社に入社しやすいのか?

仕事

こんにちは!トリ頭です!

本日は新卒と中途どちらがコンサルに入りやすいのか?を考えてみたいと思います。

えー、結論から先に申し上げますと完全に僕の私見ですが、
学歴も特別高くなく、英語もペラで喋れず、学生時代にふつーに過ごしてきた人かつ、
これまでの業界と似通った業界コンサルであれば、今の時代は中途の方が入りやすいと思います。

 

業界全体の動きを考えてみる

業界全体を俯瞰しますと、今の時代は昔よりも確実にコンサル業界というものが特殊な業界ではなく、一般化されてきています。

昔は知る人ぞ知る専門職集団みたいなイメージでしたが、各ファームが大量採用による人海戦術的な拡大路線に走り、戦略ファームでさえ物量による総合ファーム化しているトレンドを踏まえますと、人材の質も薄まっているんじゃないでしょうか。

また、それに連れて「コンサル出身者」という肩書を持つ人が大量に排出され、転職市場に流れだすことでその価値も希薄化しているという状況にあると思います。

加えて昔よりもコンサル関連本の書籍の多く出版されその考え方やスライドライティングなんかの技術的なところも世に知れ渡るまでになりました。

つまり、「コンサル」という謎のベールに包まれた頭脳集団なイメージが、その手の内が世の中に知れ渡りふつーの企業化しているような状況であるともいえます。

そして、コンサル会社自体もその業態を徐々に変化させています。

例えばアクセンチュアなんかは社名にコンサルを冠さないのはコンサルだけじゃなくて事業も手掛けていくぜ!という表れだそうです。

また、各社も事業会社と手を組み、リスクを取りJVを設立し事業を担っていくというのも割とスタンダードになりつつあります。

加えて、業界横断的なコンサルよりも各分野に特化したインダストリーカットな組織が常識になっています。デジタル部門やセキュリティ部門なんかはよく分社化してますしね。

つまり、コンサル会社が昔よりも専門性を重視する事業会社的な側面を帯びつつあると言えます。

こう考えると求められる人材の質も時代と共に変わってきます。

昔はコンサルスキルに特化した人たち、頭のいい人たちが主でしたが、それに加え、事業を回してきた人たち、つまり実際に手を動かして事業を営める人達もそれなりに求められるようになってきました。

そういう意味では即戦力として事業会社出身者というのは昔よりも受け入れやすくなりつつあります。

実際、年度の前後とかに自分が所属している部門でその年の採用計画、採用方針を説明してくれたりします。
その際に、中途採用(特にリファラル)を強化していきます!と大々的に謳っています。
リファラルのキャンペーンとかも強化していて女性だったりすると報酬がアップしたりします。

これも考えてみると当たり前なんですが、コンサル業界全体として人が足りてません。
つまり即戦力が欲しいのです。入社させてすぐにでもPJに投入したいのです。

コンサルは突き詰めると人材派遣業と同じなので人さえ増やせば売り上げが増えていきます。
(PJのセールスが立つという前提ならば)

そんな中で、丁寧にトレーニングをしている時間も人でもありません。

そういう意味で、トレーニングコスト割かずにその業界の知識もそこそこあり社会人としての常識も兼ね備えている方がコスパが良いです。

自分の新卒時代を振り返ってみると

完全な私見ですが新卒でコンサルに入社する際のハードルって結構きついです。

新卒の何が難しいかって候補者たちを比べる基準が似通っているんですよね。

学生時代の経験ってバイトしたり留学したり勉強頑張ったりと割と幅がないです。
経験以外に英語力とか学歴とかで比べられちゃいます。
それ以外だとポテンシャルを測る意味で地頭力が中途よりも一層求められちゃいます。

これって僕みたいな授業も行かずバイトばかりして、TOEICの点数も低いようなフツーの学生なんかからすると結構ハードです。

実際、今の会社も新卒であれば絶対に受からないだろうなと思いますし、新卒君たちをみると英語が喋れる、超高学歴とかまぁそうそうたる方々なわけです。

一方で、中途は業務経験が評価されます。
業務経験って人によって異なりますし、十人いれば十通りのスキルや経験があります。

つまり、新卒時代よりも他の候補者との差別化がしやすく、話せるエピソードとかが豊富なわけです。

そういう意味でも、僕なんかは中途の方が自分自身を売り込みやすいなぁと感じています。

実際、たまーに同僚たちとどこ大卒業?みたいな話をすると、中途採用者の中には全然有名大学じゃない人たちもいらっしゃいます。

僕なんかも新卒時代にBCGやベインなんかに書類を出しても面接すら辿り着かなかっただろうなぁとしみじみ思います。
面接まで辿り着けたのはひとえにこの時代と業務経験のおかげだと思っています。

結論

中途の方が入りやすいとは思うのですが、そこでサバイブできるか?というのは全くの別問題です。

加えて、新卒プロパーで入社された方なんかは30前後でマネージャー以上になっていたりするので、
年下の上司や先輩なんかは当たり前に存在します。この辺はプライド捨てて謙虚にキャッチアップすることが求められます。

また、誤解しないでいただきたいのはコンサルは新卒ではなく中途で入るべきだ!なんてことも一切思ってません。

新卒で入れるもんなら新卒で入るべきです。

なぜなら、プロパーの方が当然、昇進が早いので年収面でも大きな差があります。

加えて、「コンサル出身」というのは今の時代、大量に市場に出回っているわけですが、それでもその価値はまだまだあるわけでして、その肩書とそこで早くから揉まれてきた人というのはそれなりに価値があります。

てなわけで、本日は以上です!

 

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