[読書]『戦力外Jリーガー 経営で勝ちにいく』 | キャリアを考えさせられる一冊

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『戦力外Jリーガー 経営で勝ちにいく』どんな内容??

こんにちは!トリ頭です!

GWにブックオフが20%オフセールをしていたので大量の本を購入しました。

それらを日々消化しているのですが、この週末で読了したのが『戦力外Jリーガー 経営で勝ちにいく』(嵜本 晋輔 著)です。

内容は本のタイトルそのまんまなんですが、著者の嵜本さんは高卒でJ1ガンバ大阪のJリーガーになりますが3年で戦力外通告を受け、その後実家の家業で成功し、遂にはマザーズ上場を果たすという内容です。

語り口調がライトなので2時間程度で一気読みできる内容です。

この方、東京ではあまりご存知ない方も多いかもですが、大阪では有名な洋菓子店「PABLO」を運営していたりします。ホワイティ梅田や心斎橋商店街など大阪の繁華街(東京でいう丸の内、渋谷みたいな)にどーんと店舗を構え、平日でも行列ができていたりします。

また、家業が男三兄弟でグループ会社を運営しており、大阪では割と有名人です。

僕の読書メモ | 『戦力外Jリーガー 経営で勝ちにいく』

*以下、読書メモ(本から抜粋)
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・実力を直視するよりも、プライドを優先させたいという感情が、私自身を冷静に見極めた人たちの判断を受け入れることを、拒絶していたのです。

・とにかく謙虚に、素直に、何でも学ぶ。少しでも昨日より成長する。それ以外に手段はない。

・クリエイティビティとは、周囲を観察し、観察した結果を自分の中に蓄積しておいて、「ここだ」という時に発揮するようにすることだと思います。それはたんなるセンスや思いつきではない、蓄積できるものである、というのが私の持論です。だからこそ、そのための仮説を溜め込んでおかなければならないのです。

・自責とは、うまくいかないことの原因を自分のなかに探すことなのです。

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一番突き刺さったのはこの部分

さて、本書の内容ですが、戦力外通告を受けた後のよくあるサクセスストーリー的な話ではあるんですが、この家族めちゃくちゃ結束力というか絆が深いんだろうなというのが伺えます。

Jリーグを戦力外通告された三男が家業に入り、下積みを経て会社の幹部となり新しい事業を成功させていきます。
これだけ聞くとおいおい恵まれてるなーという感じなんですが、お父さんが素晴らしいです。
例えば著者のサッカー環境を整えるために引っ越しをしたり、新規事業をやらせて失敗経験を積ませたりと子供時代から大人の頃まで子供のサポートを手厚く行なっています。

実業家によくある家庭を顧みない方ではなく、家族を大事にし子育てを行なってきたんだろうなぁと推察されます。

また、兄弟間の結束も強いです。
会社の事業を分社化したり新規事業を起こしそれぞれの強みを活かすことで仲良く事業を行なっています。そんな様子が本から垣間見ることができ、どこかの家具屋さんとは大違いやな!っと思うわけです。


その中で僕に刺さった部分としては特にこの部分。


実力を直視するよりも、プライドを優先させたいという感情が、私自身を冷静に見極めた人たちの判断を受け入れることを、拒絶していたのです。


これは、プロに入るまでサッカーエリートとして生きてきた自分が戦力外通告をなかなか受け入れられず、まだ自分はやれるとキャリアを諦められない状況を記しています。

これって、サラリーマンにもよくある自己評価と他者評価が一致しない時にどういう振る舞いをできるか?プライドという感情をとるか、冷静に客観的に自分を見つめ直し謙虚に現実を認識するかという問題に通ずるものがあります。

これって難しいところです。

特に日系の旧態依然とした企業って上司との面談とかでストレートフォワードに他者評価を伝えないものです。
要は面と向かって「おまえ、こういうとこ全然ダメだわ」と伝えるのが下手だったり、そもそもそういう文化がなかったりします。

その結果、プライドだけは高くて実務は無能な勘違い社員を量産したりします。

そういう人は他者からの評価はオブラートに包まれながらも、なかなか昇進という結果は得られらないので歳をとればとるほど自己評価と他者評価とのギャップに苦しむことになります。

自戒を込めて書くと、常に謙虚に学ぶ姿勢を貫くことって重要なんですよね。
それが例え後輩や役職が下の人からだとしても、何かしら学ぶべききことってあるはずなのでそういう部分を常に俯瞰して見ることが大事だよなーと心に留めました。

自分のキャリアをどう作っていくのか?を考えさせられる

やっぱり、強みは掛け算。本書では個性と言ってますが。

著者の場合、元Jリーガー ✖️ 経営者 という誰にも真似できない超レアな存在です。

この希少価値っぷり半端ないです。

ワンピースで例えるならヤミヤミの実とグラグラの実を食べた黒ひげみたいな感じです。最強ですね。

これは藤原和博さんのお話でよく出てきますが、1/100を3乗すると100万人に1人の存在になれるよって話ですよね。

最近、本だったり人の話だったりでこの部分がすごく頻繁によく出てくるので、ちょっと自分でも今後のキャリアどうすべきか?という点で考えているテーマになります。この辺の話はまたどこかで言語化したいなと。

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以上、こんなところです!

 

 

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