[読書]『転職の思考法』| 僕らはどうキャリアアップしていくか?

読書

 

単なる転職ハウツー本ではなかったよ

こんにちは!トリ頭です!

今回、転職が終わったタイミングで今更ながら『転職の思考法』を読みました。
気にはなっていたんですが、なかなか読めずでここまできました。

転職始める前に読んどけよって感じですが。。

内容としては小説形式なのでかなりライトです。
2時間掛からず読み終えるくらいですかね。

「今後キャリアアップはしたいけど、今の仕事でいいのかな・・・?」
「お金や出世とかには興味あるけど、大義なんてない・・・」
「自分て意識高いけど実力が全然伴ってないな・・・」

こんな考えが頭に浮かぶ人は一度読んでみることをお勧めします!

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僕の読書メモ | 『転職の思考法』

『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法』
北野 唯我 著
*以下、読書メモ(本書より抜粋)
——————————
■自分の市場価値を測るための9つの質問

・会社を変えても、価値のあるスキルをどれだけ持っているか?
・そのスキルの「賞味期限」はいつまでか?
・他の会社でも通用する「レアな経験」がどれだけあるか?
・その経験は、世の中からどれだけ「強いニーズ」があるか?
・社内に、自分が会社を変えても、喜んで力を貸してくれる人が、どれだけぞんざいするか? その人物たちは、意思決定の力がどれだけあるか?
・自分が所属しているマーケットの「一人当たりの生産性」はどれだけ高いか?
・自分が所属しているマーケットに今後の「成長性」はあるか?
・今後、どれだけ「自分の市場価値」は成長が見込まれるか?

■市場価値(マーケットバリュー)の測り方
①業界の生産性(一人当たりの)
②人的資産
③技術資産
給与の期待値の大きさは三つの要素の掛け算で決まる。

技術資産は「専門性」と「経験」で構成されている。
専門性:職種に紐づく技術
経験:職種に紐づかない技術
→20代は専門性、30代以降は経験をとれ。40代以降は人脈が重要になる。
 その為にも20代、30代の技術資産が重要になる。
→多くの人は「経験」で勝負すべき。「経験」はどこを選ぶか、どこで戦うかというポジショニングの問題であり、ポジショニングは思考法で解決できる。
→キャリアを自分でコントロールできる状態にしておく

■キャリアの類型
①プロフェッショナル型キャリア:技術資産が高い
 →例:弁護士、会計士、コンサル、投資銀行、エンジニア
②業界出世型キャリア:業界の生産性、人的資産が高い
 →例:総合商社、マスコミ、広告代理店、大企業の出世頭
③ニッチスター型キャリア:技術的資産、人的資産が高い
 →ニッチ産業の経営者、タレント業、編集者

・組織にいると、給与はあたりまえのようにもらえるものと勘違いする。
・金を稼ぐ力を身につける。
・特別な才能を持たないほとんどの人間にとって、重要なのは、どう考えても、どの場所にいるか。つまりポジショニング。
・転職が悪だというのは、新たな選択肢を手に入れる努力を放棄した人間が発明した、姑息な言い訳にすぎない。
・ひとつでもいいから個人としての「ラベル」を持ってないと、君は完全なコモディティになる。
・ラベルをつけたら、「そのラベルがより強固になるか」という判断軸で仕事を選んでいくこと。

■ほとんどの人に、「やりたいこと」なんて必要ない
・重要なのは、どうしても譲れないくらい「好きなこと」など、ほとんどの人間にはない、ということに気づくことなんだよ

①to doに重きをおく人間:何をするのか、で物事を考える。明確な夢や目標を持っている。
②beingに重きをおく人間:どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する。
→99%の人がbeing型。99%の人間は「心からやりたいこと」という幻想を探し求めて、彷徨うことが多い。
→being型の人間でも「ある程度やりたいこと」は見つかる。それでいい。価値観の違いであって妥協ではない。
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一番突き刺さったのはこの部分

この本を読んでどの部分が突き刺さるかは人それぞれ異なるんでしょうが、
僕はこの部分でした。

ほとんどの人に、「やりたいこと」なんて必要ない

あるわーー!やりたいこととかないわー!
仕事を通じて成し遂げたいこととかないわー
社会を豊かにとか人々を幸せにとか日本を強くする、とかほんとないわー

そう、僕は完全にbeing型の人間です。
例えば
・英語喋れるようになりたい
・プログラミンできるようになりたい
・優秀な人に囲まれて仕事がしたい=自己成長したい
・お金欲しい

こんな感じです。全て自分中心です。
自分のスキルアップ、キャリアアップについては執着します。
時間的、金銭的な投資も惜しみません。

逆にこれって昔から結構な悩みでして、
会社の上司とのキャリア面談でも今後どういうキャリアを築きたいかを問われた時はこういうbeing型の返答をしていました。
そんな人間が就活や転職の面接対策でとってつけたようにスクリプトを用意して面接に臨みます。
そして、激しいツッコミで馬脚が現れます。転職活動の時もこの手の大義的なことを聞かれましたが、新卒の時と同じ悩みが再発しました。
幸いなことにもコンサルの面接は向いてるか?/向いてないか?、それだけなのでその辺の大義的な部分のウェイトが軽めでした。

ただ、聞かれたことはありました。
モニターデロイト(Monitor Deloitte)*デロイトの戦略部門 の面接でこれ聞かれました。で、やりとりとしては

「こういう将来やりたいことを聞くと必ず二種類の人がいて、一つは自分がどうありたいかを起点に考える人。もう一つは社会をどうしていきたいかを起点に考える人。で、これってどっちが悪いとかでは無いんだけど、後者の思いがない人、つまり自分がどうありたいかを語る人ってそのモチベーションてどこかで頭打ちするんだよね。だから、世の中をこうしていきたい、がないとどこかで頭打ちするよ」

的なことを言われました。

うっざあああああああああい

とその場では思いましたが、その後自分て新卒の時と同じ論点にハマってるなーとちょっと悩みました。

まぁでもbeingでも全然いいかなとそう思わせてくれる本でした。

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以上、こんなところです!

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