[コンサル面接対策 | ビヘイビアー編]質問内容は平凡だけどツッコミが激しい

転職活動

こんにちは!トリ頭です!

今回はプラクティカルにビヘイビアー面接の対策です。

ビヘイビアー面接とは職務経歴書に則ってその人の業務内容やその時の価値観、転職理由などを見極めるコンサル面接前半のパートです。

大体、ケース面接が後半にあるのでそこで地頭やプレゼン能力など「コンサルに向いてるか?」を問われます。
転職時の職位や年収なんかはこのパートの出来で決定されることが多いです。

ただ、この前半のビヘイビアー部分で「こいつアホやな」と思われるとそこで一発で終了します。
そう思われたら最後、ケースは流れ作業な感じで終了します。
また最悪の場合、ケースを実施されずに面接終了とかもありえます。

なので、この前半パートで「お!この人いい!(ケースやる価値ある!)」と思わせることが非常に重要です。

必ず聞かれる質問とその回答方針

それでは、どのファームでも必ず聞かれた質問を抜粋します。
その中で僕が感じたこういう方向で回答した方がいいなと思ったこともご紹介します。

基本的には突拍子も無いことは聞かれません。
内容としては平凡です。

ただ、相手はコンサルの役職者なのでツッコミが激しいです。
論理性を厳しく突いてきますし、他にもこういうオプションあるけど、それはどうなの?みたいなのを切り返されます。

ビヘイビアー面接といっても突き詰めて考えると伝えるべきなのは以下の2点です。

「私はこういう人間です」
「私はこういうスキルがあります。故に私は御社に貢献できます」

この2つをエピソードや価値観を交えて装飾して伝える。
これに尽きます。
なので、自分の回答内容を考えたら最後に必ず、その回答がこれに行き着いているのか?を必ずセルフチェックしましょう。

■簡単に自己紹介をお願いします。

-職務経歴を説明お願いします。
-自身の強みや考え方がわかるように自己紹介をお願いします。

1分は長いです。ここではファクトと自分の価値観形成のエピソードとかを切り分けて説明できるようにしておけばOKじゃないでしょうか。

■なぜ転職をするのか?
-なぜこのタイミングか?
-(回答内容は)現職では実現できないのか?
-未経験で転職するとこれまでのキャリアがゼロリセットされますけど大丈夫?

現職が一般的に大手企業の場合、「今の会社も素晴らしいじゃないですか?」的な感じで突っ込んできます。また、面接回数が進めば進むほど、”覚悟”と言うか本気度を問うてきます。

ここでのポイントは語る視点をどこに置くかです。

一つは「自分」。徹底的に主語を自分にして、自分の過去の業務から得た価値観や将来やりたいことの実現などを語るパターンです。

もう一つは「社会(世の中)」。
これはどちらかと言うと世の中を主語にして、今後世の中はこうなります。
働き方ってこうなります。その中で自分のキャリアを考えた時に〜みたいなマクロの変化から見たミクロの自分を語ります。

当たり前ですが現職の悪口やネガティブな理由は厳禁です。
言うのであれば現職で〜〜〜〜というジレンマ(問題意識)を持っており〜〜〜みたいなポジティブ変換しましょう。

ただ、これ系を言うと大概、「どの企業でも(弊社でも)、そういうのってありますよ?」みたいに切り返されますが。

なぜコンサルへ転職か?
-(事業会社ではなく)なぜコンサルか?
-(金融などの非事業会社ではなく)なぜコンサルか?
-(VCではなく)なぜコンサルか?
-どういう軸で転職先を選定していますか?

例えば、コンサルを事業会社と比較して回答する場合、上記の追加質問がほぼ予想されます。金融やVCなど、世の中にはクライアントのビジネス支援をする業種はコンサル以外にも当然あります。

この辺の業種ではなく、なぜコンサルか?、これは回答を用意しましょう。

ただ、この質問は嵌るとかなり難しいです。

だってコンサルって別に世の中へ直接的な価値を提供してません。
プロダクトもないので特定の事業、サービスが好きなら事業会社行けよってなります。

特定の興味がない人、飽きっぽい人、自分のスキルを追求したい人の集まりがコンサルだったりするのです。

これは自分なりに各業界の役割をこう捉えています。
その中でコンサルの役割はこうです。
故に自分の希望と一番合致するのがコンサルです。

という論法で、「自分なりの解釈」を披露すべきです。

なぜならこの問答は「答えのない質問」なので正解なんてありません。

面接官もそんなの分かってて敢えてイヤらしく聞いてきてるので、自分の解釈(意見)を堂々とロジック立てて説明できるかが勝負です。

というかこのスタンスを取る姿勢こそがコンサル適正な気がしますね。
正解の無い問いに対して自分の仮説を(粗くても)堂々と語れるか?
ツッコミに対して論理破綻せず、意見を述べることができるか?ってことです。

また、コンサルの業務理解もどれだけ内部の人に話を聞いても限界があります。
つまり、候補者と面接官ではコンサル内部に対しての情報が圧倒的に非対称なんですよね。
てことは、別に業界理解も完璧な理解は求められてません。
そこを揚げ足とってくる面接官は正直アホとしか言いようがありません。

自分なりにこうリサーチしてこう解釈してます。
その結果、コンサルという仕事はXXXXです。

という風に「自分なり」の仮説で大丈夫です。

■なぜ弊社か?
-他にはどこを受けてますか?
-受けている企業と比べて弊社はどういう評価ですか?

一次面接ではほぼ聞かれません。二次面接でも稀です。
僕の場合はほぼ最終面接で聞かれ、志望度が高いのかを見極められました。

第一志望ですと即答するのは当たり前ですが、意外と他のファームと比べてどう評価するかという質問は難しいです。

この辺は実際に社員の方とお会いさせていただき〜みたいなニュースやHPに記載されてる情報ではなく個人の主観で逃げ切った方が無難ですかね。

基本的に面接が進んだ段階で聞かれたので僕の場合は、これまでの面接官の印象やそこでの会話内容に基づいて、御社への志望度が高まっています的なことを言ってました。

実際、僕は逆質問で必ず「他のファームと比較した際のビジネス上の優位性はどこか?」を聞いてました。

ここで「ビジネス上」と言ってるので普通の面接官なら社内カルチャーとか研修とかそんなインターナルな話はせず、違いを明確に答えてくれます。
ここで仕入れた情報を次回の面接とかで使ってました。

■コンサルに入ってやりたいこと
-大義的なマクロの話
-具体的なPJ内容などミクロの話
-インダストリー軸 or/and サービス軸
 
普通にやりたいこと言えばいいんですが、時間軸別に分けて言えるといいかもです。
また、日本社会や自分の専門領域に対する自分の中の課題意識や価値観みたいなのを表現できると説得力が増しますし、更なるツッコミにも対応できます。

ここでは一貫性というか軸が重要です。
新卒や第二新卒でない場合は自分のこれまでの経験、業界や形成された価値観を通して、こういうことがやりたいとかにした方がいいです。
例えば通信業界出身なのに例えば物流に興味があります!とか先方からすると???という感じになるので。

■要はあなたって何ができるの?(再現性はあるの?)
-(職務経歴書のエピソードを交え)その際にどうやって打開しましたか?
-チームがうまく機能しない場合、どうしますか?
-クライアントが納得しない時はどうしますか?
-PJではどの段階からジョインしてどう言う役割を担いましたか?

コンサル転職ではより上流の業務スキルが好まれます。

例えば、新規事業であれば社内の事業承認段階からアサインされ、事業計画ゴリゴリ作って事業のビジネスモデルの議論を主体的に回しました、みたいな。
ここは言い方でカバーできますが、要は上から決められたものを単純に実行するだけのオペレーターは求められてないてことです。

面接の練習方法 | 面接準備は入念に

文章に書いて練習しましょう!
ここで重要なのは、てにをはなどの助詞まで含めて一言一句暗記するのはやめましょう。

暗記すべきはキーワードです。キーワードさえ出てくれば言いたいことは大体思い出せるレベルで暗記するということです。

どの面接でもほぼ同じことを聞かれるので、面接が終わった後にPDCAを回してブラッシュアップするしか道はありません。

他には質問自体は平凡でもツッコミが激しいのでトヨタ式のようにWhy?を5回くらい自問自答してグリグリ深掘りしていきましょう。

もしくは、エージェントの担当者にあえていやらしい質問をしてもらって対策しましょう。
僕はスクリプトを作成した後、エージェントに添削依頼、面接終了後に推敲というのを必ず行ってました。

以上!本日はこんなところです!

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